闇金融に狙われる人達とは

一般的な社会人では利用することが少ない闇金融ですが、いったいどんな人たちが利用しているのでしょうか?
また、どんな状況の人がが闇金融に狙われる人なのでしょう。

 

 

通常、お金に困って借金する場合には家族、銀行あるいはクレジットカードや消費者金融のキャッシングを利用することでしょう。この段階では闇金融から借りる発想は出てきません。

 

これらの金融機関を利用して借入限度額を超えてしまった多重債務状態の人達が、更に借金をする必要が起こった場合に融資してくれるのは闇金融しか残っていないことになります。

 

他にも、借入限度額を超えていない人であっても返済の延滞や自己破産した人の場合、金融機関から追加融資や新規融資を受けることは出来なくなり、利用できるのは闇金融だけとなります。
となると、高金利だと分かっていても、金融機関が相手してくれませんからやむ負えず闇金融を利用せざるを得ません。
こういう状況を百も承知でターゲットとして狙っている闇金業者ですから、年1000%を超えるような法外な高金利を要求するのです。

 

 

では、多重債務者や自己破産をした一見すると返済能力が無いようなブラックリストの人達になぜ闇金融は融資できるのでしょうか?

 

それは、違法な取り立て、嫌がらせを厳しくすることで利用客を追い込み貸金を回収できると考えている、実際にできているからです。その犠牲になった闇金被害者の行く末を考えると恐ろしいことです。

 

また、同じように金融機関からの融資が受けられなくて窮地に陥っているのは個人だけではありません。
事業を営んでいる中小企業の経営者や、個人事業主などもいます。

 

取引先や銀行の信用を守ることや、従業員の給与の支払いなどの理由により闇金融を利用してしまう経営者が多いようです。このように闇金融は、経営者の切羽詰まった状況に付け込んで法外な高金利で貸し付けるのです。

 

あまり表ざたにはなりませんが、闇金融の顧客として存在するのが主婦達です。
金融の知識を持っていない場合が多く、スポーツ新聞の三面広告、街頭看板、チラシなどによくある「保証人不要、すぐに〇〇万円融資」などに騙されて借りてしまう場合が多いようです。

 

かつて多重債務問題でその原因ともいわれたパチンコなどのギャンブルに夢中になり家族に内緒で借金するのがきっかけで利用するようになる場合も。パチンコ仲間や主婦つながりで被害が増えていくも特徴です。

 

以上のことは、相手が闇金融であることが少なからず分かって利用することが多いのですが、中には闇金融と知らず認可を受けたキャッシング会社だと思い被害に遭うケースもあります。この場合には一般社会人も、闇金融被害者になる恐れがあります。

 

最近の闇金融は、近代化されてネット上でホームページを作成し、堂々と勧誘を行っています。
ホームページを見ても一般金融機関と闇金融との区別をつけるのは難しいほどです。貸金業者として認可されたら発行される登録番号も偽造していますので、ホームページで記載してあっても信用できません。
実店舗が無い金融会社は、ほぼ闇金融だと思ってもよいでしょう。

 

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